「伊豆ヤマ・ソービニオン 2021」は、野生の木苺を思わせる豊かな風味とともになめらかなタンニンがありとても飲みやすいワインです。樽由来のバニラやカカオ、梅やハーブ、赤い果実、そして土の香りが複雑に絡み合います。
今回のレシピでは、コンビーフを使ったリングイネをご提案します。牛肉の旨味と重厚なリングイネのもっちり食感が絶妙にマッチするペアリングをぜひお試しください。
「伊豆ヤマ・ソービニオン2021」とのペアリング
コンビーフの濃厚な旨味が「伊豆ヤマ・ソービニオン2021」のなめらかなタンニンとなじみ合うことで、お互いの味わいを引き立てます。ワインの適度な酸味が料理の油っぽさを中和し、絶妙なバランスを保ちます。
また、ソースを吸ったジューシーなナスとワインのフルーティな香りが良い調和を生み出します。ネギのピリっとした辛味がアクセントとなり、全体を引き締め、飽きのこない味わいに仕上がっています。
レシピ「コンビーフとナスの焦がしバターリングイネ
【材料】（2人分）
ナス 1本（約100g）g
コンビーフ 1缶（70g）
白ネギ 1本
リングイネ 2人分
ゆで汁 お玉3杯分程度
しょうゆ 大さじ1.5
塩 小さじ1/2
赤ワイン 大さじ1.5
バター 20g
塩 適量
【作り方】
1．リングイネは表示から1分減らした時間でゆでます。ゆで汁はお玉に2〜3杯分くらい残します。
2．ナスはいちょう切り、白ネギは幅3ミリ程度の輪切りにします。
3．フライパンにバターを弱火で溶かし、軽く色がついて香ばしい匂いが出てきたら、ナスとコンビーフを入れて炒めます。
4．十分にバターと具材が絡まったらゆで汁お玉1杯、しょうゆ、塩、赤ワインを入れて軽く炒め合わせ、白ネギを入れます。
5．ゆで上がったパスタを4に入れ、ゆで汁や塩で味を調整しながら全体を混ぜ合わせたら完成です。
さまざまな場所で活躍するコンビーフ
コンビーフは、英語の“corned beef”に由来しています。“corned”は、元々“corn”（小さな粒）という言葉からきており、牛肉を漬ける際に使われる粗い塩を指しています。塩漬け牛肉自体は古くから存在していましたが、缶詰にして大量生産されるようになったのは19世紀以降のことです。
戦時中は、コンビーフが高い栄養価を持ち長期保存ができることから、兵士の食料として重宝されました。現在でも保存性の高さから、非常食や アウトドア用の食料としても活躍しています。
コンビーフは、サンドイッチやサラダの具として使うだけでなく、パイ生地に詰めたり、ジャガイモと炒めたり、ホワイトソースで煮込んだりと、さまざまな料理に利用できます。献立に悩んだら、汎用性の高いコンビーフを思い出してみてくださいね。
