山梨県産の巨峰を100パーセント使用して醸造された「巨峰ロゼ」は、グラスに注げば美しいロゼ色に輝く、フルーティーで甘美な味わいのワインです。食後酒としてはもちろん、食中酒としてもお楽しみいただけます。

今回ご提案するレシピは、餅を使用したボスカイオーラです。“木こり風”とも呼ばれ親しまれているボスカイオーラとのペアリングをぜひお試しください。
「巨峰ロゼ」とのペアリング

もっちりとした食感の餅から広がる米の旨味とチーズの深いコクが巨峰ロゼの豊かな甘味と絶妙にマッチ。ボスカイオーラに使用されるトマトが持つ心地良い酸味は、ワインの優しい甘味に包まれるような絶妙なバランスを生み出しています。さらにベーコンの塩味やパセリの香味がアクセントとして加わり、料理全体を引き締めます。
レシピ「お餅のボスカイオーラ」

【材料】(2人分)
角餅 4個
タマネギ 1個
マイタケ 1パック
シメジ 1/2パック
マッシュルーム 6個
ブロックベーコン 約60グラム(5センチ程度)
黒オリーブ(種なし)6個
カットトマト 380~400g
水 1/4カップ
砂糖 小さじ1
塩 小さじ1
オリーブオイル 適量
粉チーズ 適量
パセリ 適量
【作り方】
1.タマネギとニンニクは皮をむいて粗くみじん切りに、マイタケとシメジは石突きをとってバラバラに、マッシュルームは石突きを薄く切り落とし8等分に、ブロックベーコンは角切りに、黒オリーブは粗めにカットします。角餅はそれぞれ4等分にします。パセリは葉の部分をみじん切りにします。
2.フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて弱火にかけ、香りが出たらタマネギを加えてじっくりと炒めたあと、ブロックベーコンを加えてなじませ炒めます。
3.2のフライパンにマイタケ、シメジ、マッシュルーム、黒オリーブを入れて油をなじませたら、カットトマトを水分ごと入れて、強火にかけます。
4.フツフツとしてきたら塩と砂糖を加え、火を弱めてさらに煮込みます。煮込んでいる間に角餅を別のフライパンでオリーブオイルを引いて焼いて、焼き目をつけます。
5.とろっとなるくらい煮込んだら、必要であれば塩で味を調節して火を止めます。
6.器に餅を並べ、5をかけ、粉チーズとパセリを散らしたら完成です。
ポイント
粉チーズは、パルミジャーノ・レッジャーノがあればそちらを削って使ってください。
森の恵みを堪能する「ボスカイオーラ」

イタリア料理の定番として知られる「ボスカイオーラ」は、森の恵みを存分に生かした料理です。その名は、イタリア語で「森」を意味する「bosco」から派生し、「Boscaiolo(森番、木こり)」にちなんでいます。日本では親しみやすく「木こり風」と呼ばれることも。
特徴は何といってもキノコのぜいたくな使用法です。シイタケやマッシュルーム、香り高いポルチーニなど、さまざまな種類のキノコが使われ、それぞれの食感と風味が料理を豊かに彩ります。
ソースは、日本ではトマトベースが主流ですが、イタリアではクリームベースも同様に人気があります。また、パスタだけでなく、ピザやグラタンのトッピング、肉料理、フリッターなど、その応用範囲は実に広いのが特徴です。
素朴でありながら深い味わいのボスカイオーラは、パスタ以外の料理でも気軽に楽しめる料理。ぜひご家庭でも多彩なアレンジを試してみてはいかがでしょうか。