中伊豆で丁寧に育てられたシャルドネをホールバンチプレス製法で搾汁した「伊豆シャルドネ2023 アンウッデッド」は、しっかりとした酸味とフルーティな香りのあるワインです。樽熟成を行わずに造られたことで、ブドウ本来の果実味とフレッシュな味わいが存分に楽しめる仕上がりになっています。
そんな軽やかで爽やかなワインに合わせて、今回は塩豚を使ったトマト煮込みをご提案します。トマトの酸味とワインの酸味が相乗効果を発揮し、お互いの味わいを引き立ててくれるペアリングとなっています。
「伊豆シャルドネ2023 アンウッデッド」とのペアリング
トマトは酸味が強く、ワインとのペアリングには注意が必要ですが、「伊豆シャルドネ2023 アンウッデッド」の生き生きとした酸味はトマトの酸味と見事に調和し、お互いの風味を邪魔することなく、引き立て合う絶妙なバランスが生まれます。
また、このワインの酸味は塩豚の濃厚な脂をすっきりとカットし、凝縮されたうま味を存分に堪能できるようサポートします。さらにローズマリーやバジルの爽やかな香りがアクセントとなり、ワインと料理の風味を引き立てます。
レシピ「塩豚と新ジャガイモとズッキーニのトマト煮込み」
【材料】（2～3人分）
豚バラ肉ブロック 300～350g
塩 適量（すり込み用）
新ジャガイモ 1〜2個（250～280g）
ズッキーニ 1本
タマネギ 1/2個
ローズマリー 2本
スイートバジル 2枚
にんにく 1/2個
オリーブオイル
カットトマト缶 380g～400g
白ワイン 1/2カップ
はちみつ 小さじ1/2
塩 小さじ1/2
【作り方】
［下ごしらえ］ 豚バラ肉ブロック全体に塩をすり込み、ローズマリーを2本と一緒に空気が入らないようにぴっちりとラップをし、密封できる袋やパックに入れて冷蔵庫で1日～3日なじませ塩豚を作ります。
1．塩豚を水の張ったボウルに入れて10分したらキッチンペーパーで水気を拭き取り、一口大に切ります。
2．新ジャガイモは洗って芽を取り皮ごと一口大にカット、ズッキーニは5ミリ幅で輪切りにします。タマネギは細切りにします。にんにくは皮と芽を取りつぶします。
3．フライパンにオリーブオイルを引いて、にんにくを入れ弱火にかけ、香りが出たら塩豚を入れて表面を焼きます。焼き色がついたらズッキーニと新ジャガイモ、タマネギを入れて油となじませます。
4．3のフライパンにカットトマトと白ワイン、ローズマリー、バジル、はちみつ、塩を入れて火にかけます。沸騰したら弱火にしてフタをして、20分から30分煮ます。
5．新ジャガイモや豚肉にしっかりと火が通ったら味をととのえて完成です。ローズマリーは取り除いて皿に盛り付けてください。
万能ハーブ「ローズマリー」
ローズマリーは、古代ギリシャ時代から知られている香り豊かな植物です。花の美しさと芳香を楽しむだけでなく、肉の臭み消しとしても活躍。また、薬用としても広く使われ、その多彩な用途から多くの人に親しまれてきました。
現在では、フレッシュもドライも世界中で愛されており、特に地中海料理には欠かせない存在です。ローズマリーの強い香りと風味は、料理に奥行きと複雑さを加え、肉や魚、野菜、さらにはパンやスープなど、あらゆる料理に良いアクセントを与えることができます。
さらに、抗酸化作用や消化促進といった健康効果も見逃せません。比較的簡単に栽培できるので、ローズマリーを家庭菜園で育ててみるのも楽しいですよ。
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