「伊豆プティ・ヴェルド」は、温かな伊豆の土地で育ったプティ・ヴェルドだけで仕上げています。ふくよかな黒果実の香りとほのかなチョコレートの香り、まろやかな口当たりで飲みやすく、特別な日にはぴったりのワインです。ステーキやシチューなどの重厚な料理はもちろん、生クリームを使ったクリーミーな料理との相性も良く、幅広いペアリングで楽しめる、高いポテンシャルを持っています。

今回ご紹介する「揚げダコとくるみのゴルゴンゾーラカザレッチェ」ともゴルゴンゾーラ特有の味わいが、「伊豆プティ・ヴェルド」と調和しました。濃厚なソースと合うカザレッチェとともにぜひ召し上がってください。

「揚げダコとくるみのゴルゴンゾーラカザレッチェ」

 

「伊豆プティ・ヴェルド」とペアリング

カザレッチェはシチリア島で生まれた伝統的なショートパスタで、断面図がS字型の形状になっています。ソースがほど良く絡みやすく、濃厚なソースとの相性が良いパスタです。モチモチとした食感で咀嚼回数が多くなりソースがしっかりとカザレッチェに絡み、ワインの渋味とも良いバランスとなります。

「伊豆プティ・ヴェルド」

 

揚げてうま味を閉じ込めたタコと香ばしいくるみ、そして塩味のあるゴルゴンゾーラはそれだけでもおいしいメニューになりますが、パスタとあえてしっかりとした満腹感を得られる主食にしました。ゴルゴンゾーラはピカンテではなくよりまろやかな甘味のあるドルチェを使用しているので、ブルーチーズが苦手な方でも食べやすい味わいです。

 

「揚げダコとくるみのゴルゴンゾーラカザレッチェ」のレシピ

【材料】(2人分)
タコ 1パック
小麦粉 適量
クルミ 10個
ゴルゴンゾーラドルチェ 100g
生クリーム 1/2カップ
牛乳 1/4カップ
バター 10g
塩 適量
オリーブオイル 適量
カザレッチェ 120g
黒胡椒 少々

 

【作り方】

1.カザレッチェを表示通りにゆでます。沸騰した湯に小さじ1の塩を入れてください。
2.タコは1センチを目安に乱切りにし、水気をしっかり拭きます。小麦粉を薄くまぶし、多めの油を引いたフライパンで揚げ焼きにします。クルミは粗く砕きます。
3.ゴルゴンゾーラは2センチ角程度にカットします。フライパンに生クリームと牛乳、ゴルゴンゾーラを入れて弱火にかけ、クリーム状になったら塩で味をととのえます。4.フライパンにカザレッチェとタコを入れてあえ、バターを入れて溶かしたら器に盛り、黒胡椒をかけて完成です。

 

ポイント

カザレッチェはロングパスタに比べて満腹感を得られやすいので、少し量を減らしても。ソースはパンにつけてもおすすめです。

「伊豆プティ・ヴェルド」と「揚げダコとくるみのゴルゴンゾーラカザレッチェ」

 

パスタの種類は500種類以上!

古くからイタリアで親しまれているパスタの種類は非常に多く、今では500種類以上とも言われます。大きくロングパスタとショートパスタに分類されますが、さまざまな形状や地域性により細分化しています。

日本でのパスタの製造は、明治時代にフランス人宣教師マルク・マリー・ド・ロ神父がマカロニ工場を建設したことが、最初とされています。

今回使用したカザレッチェはイタリアのシチリア島に伝わる郷土料理です。語源は「家庭の」や「手作りの」、「自家製の」という意味である「Casarecce」。カザレッチェはもちろん、多くのパスタでソースが絡みやすい工夫がされていますが、食べてみるとそれぞれ個性があり、同じソースであっても味わいが異なります。色々なパスタを試して、自分の好きなパスタを探してみるのも楽しいですよ。