「伊豆プティ・ヴェルド」は、中伊豆で育ったぶどう、プティ・ヴェルド100%で醸したワインです。中伊豆の個性を存分に内包した「伊豆プティ・ヴェルド」は、黒果実やチョコレートの香りが感じられ、やわらかな口当たりに仕上がっています。上品でふくよかな味わいがあり、しっかりとした料理とも合わせやすく、大切な日のディナーにもおすすめです。
今回ご紹介する「和風ディアブルチキン」はソースの甘さとともにからしの辛さがアクセントとなっており、「伊豆プティ・ヴェルド」にとても良く合いました。おもてなし料理にもぴったりのメニューですので、ぜひ「伊豆プティ・ヴェルド」とともに合わせてみてください。
「伊豆プティ・ヴェルド」とペアリング
ディアブルチキンはフランスで生まれた料理です。ディアブルは悪魔という意味がありますが、名前の由来はピリっとした辛さが悪魔的だという説や、見た目が悪魔の羽のようだという説など、諸説があります。ユニークな名前の料理ではありますが、このアクセントとなる辛さが、赤ワインの渋味や甘味と相性が良いのです。今回は日本のからしや青のりを使った和風のレシピを考えました。
ウスターソースの甘味やからしの辛さは、「伊豆プティ・ヴェルド」の黒果実の濃厚な香りや甘さ、そしてスパイシーさと相性が抜群。ふくよかな「伊豆プティ・ヴェルド」は牛肉との相性が良いものですが、鶏肉であっても濃厚なソースで調和しています。
付け合わせのせりはとてもみずみずしい野菜ですが、たっぷりと使ったバターによりコクがあります。山椒のしびれるような風味は、「伊豆プティ・ヴェルド」および「和風ディアブルチキン」の付け合わせとして良いバランスとなっています。
「和風ディアブルチキン せりの山椒バターソテー添え」のレシピ
【材料】
[和風ディアブルチキン]
鶏もも肉 1枚
塩 小さじ1/2弱
青のり 小さじ1/2
生パン粉 15g 1/4カップ強
食用油 大さじ2
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からし 小さじ1
はちみつ 小さじ1
ウスターソース 小さじ1
[せりの山椒バターソテー]
せり 5~6本
バター 5g
食用油 大さじ1
塩 適量
山椒 ひとつまみ
【作り方】
[和風ディアブルチキン]
1.鶏もも肉の厚さを、スジを切って均一にし、塩をかけます。Aを合わせます。フライパンに皮目を下にして引き、油をかけてフタをして中火に4分かけます。裏替えしてフタをし、1分焼きます。
2.再度皮目を下にし3分焼きます。焼きながら数回油をすくって鶏もも肉にかけます。(アロゼ)火を止めて皿に取り出します。
3.フライパンに残った油とパン粉を合わせて、青のりと山椒を混ぜます。
4.鶏もも肉の皮目にAのソースを塗り、3のパン粉を乗せてオーブントースターで焼き色がつくまで焼き、皿に盛り付けます。
[せりの山椒バターソテー]
1.せりはさっと洗い、根元を切り落として5センチのざく切りにします。
2.熱した油に根元から入れ、茎がしんなりとしたら葉を入れてさっと炒めます。
3.バターと塩を入れてからめたら、山椒を混ぜ合わせ、皿に盛って完成です。
春の七草の一つ「せり」
春の七草でも登場するせりは、日本原産の野菜の一つで、秋田県の郷土料理きりたんぽ鍋には欠かせない食材です。せり独特のさわやかな苦味は、肉や魚の臭みを消し、さっぱりとした後味をもたらしてくれます。香り成分のカンフェンやミリスチンには、胃を健康に保つ効果や発汗、解毒作用があると言われ、年末年始で疲れた胃をいたわる七草粥にぴったりの食材です。βカロテンやビタミンCを含むので相乗的な抗酸化作用があり、お酒を飲むときにもおすすめです。