ワインを楽しむときに料理との相性は無視できません。せっかくのおいしいワインも料理との相性が悪いとポテンシャルが十分発揮できない上に、料理の風味までぼやけてしまうことがあります。そんな悲しいことにならないためにも、料理とのペアリングの基本を押さえておくと、よりワインを楽しめます。この記事では、一般的に相性が良いと言われているワインと料理の組み合わせのお話とともに、具体的な料理と相性の良い中伊豆ワイナリーのワインをご紹介します。

 

「伊豆シンフォニーレッド 2018 プレミアム」

 

相性の良いワインは多種多様! 定番の組み合わせを覚えておくと迷いにくい

基本的に料理の重さとワインのボディは合わせて選んでみてください。そして赤身肉には赤ワイン、白身肉には白ワインを合わせます。

赤身肉というのは、牛肉や羊肉、馬肉など、赤く濃厚な味わいのお肉にあたります。白身肉というのは、鶏肉や白身魚など、あっさりとした味わいの食材で、渋味のないすっきりとした白ワインとは良い相性です。

豚肉も一般的には赤身肉に含まれますが、牛肉などよりもあっさりし、色素成分であるミオグロビンも少なく、脂身部分が口内の温度で溶けやすいので、白ワインと合わせやすいお肉です。子牛肉も同様に白ワインを選ぶケースが多数あります。

また、魚介類は基本的には白ワインの方が合わせやすい食材ですが、マグロやカツオなどの赤身の魚には赤ワインでも。野菜も白ワインとの相性が良いものですが、春菊やゴーヤーなど苦みの強い野菜には渋味のある赤ワインと合わせても良いでしょう。

主食材だけではなく、使用する調味料やソースなども重要なファクターです。塩味や酸味が強く印象に残る料理には、酸味が強めのワインと合わせるとぼやけることなくメリハリのある味わいに。甘味がある場合は、料理よりも強い甘味が感じられるワインを考えてみてください。

 

ワインの味わいをぼやけさせない選び方を

和食は素材や味付け、郷土性など多岐にわたり料理1つとってもワインを指定することが難しいものです。しかし基本を意識して選ぶことで大きな失敗を避けることはできます。

例えば「肉じゃが」は、ほんのり甘味のある味わいで豚肉を使用することが多いものです。これにはさっぱりした酸味や自然な甘味のある白ワインがおすすめです。中伊豆ワイナリーのワインでは「伊豆信濃リースリング 辛口 2021」や「ソーヴィニヨン・ブラン2020」でも。「とんかつ」「からあげ」にも良く合います。

「伊豆信濃リースリング 辛口 2021」「伊豆信濃リースリング 甘口 2021」

 

もっと甘味の強く、ショウガの爽やかさも感じられる「豚の角煮」なら、どっしりとした赤ワインやまろやかな白ワインでも相性が良いものです。中伊豆ワイナリーのワインなら「伊豆信濃リースリング 甘口 2021」がおすすめ。

「牛丼」も肉じゃがと同様の調味料を使いますが、牛肉を使用することでより一層濃厚な味わいになり、脂質も多く、甘味やうま味がたっぷり感じられます。しかし白飯に乗せるため、渋味もおだやかで重すぎない赤ワインがおすすめです。中伊豆ワイナリーのワインでのおすすめは「伊豆シンフォニーレッド 2018 プレミアム」や「マスカット・ベーリーA 2018」です。

北海道などで親しまれている郷土料理「ジンギスカン」「ジビエ料理」などの、強い風味の料理のときはタンニンがしっかりとした赤ワインで。中伊豆ワイナリーでのおすすめは「シャトーTS レッド 辛口」です。

さっぱりとしながらうま味をしっかり感じられる「そば」には、すっきりとした酸味とうま味のある白ワインはもちろん、そばつゆとの相性を考えて軽めの赤ワインなどでも合います。中伊豆ワイナリーのワインでは「ソーヴィニヨン・ブラン2020」「シャトーTSホワイト 辛口」などがおすすめです。

「刺身」「寿司」などの生魚を使う場合は、基本的に赤ワインは避け白ワインを選んでください。樽香は控えめで、ミネラル感のあるワインがおすすめです。中伊豆ワイナリーのワインでは「伊豆信濃リースリング 辛口 2021」、「ソーヴィニヨン・ブラン2020」あたりでも。

「伊豆メルロー 2021」「伊豆シンフォニーレッド 2021」

 

洋食の「牛ステーキ」やジューシーでコクのある「ハンバーグ」には少し重めの赤ワインに良く合います。甘味の強いソースを使っているなら、ワインでも自然な甘味が含まれるワインを選んでみてください。中伊豆ワイナリーのワインでは「伊豆メルロー 2021」「伊豆シンフォニーレッド 2021」など。

ケチャップたっぷりの「オムライス」「ペスカトーレパスタ」、トマトが乗った「ピザ」など、トマトを多く使う料理では、トマトに酸味が強いため酸味のあるワインを。中伊豆ワイナリーのワインでは「伊豆シャルドネ 2021」「シャトーTSホワイト 辛口」などがおすすめです。

中華に合わせる場合には、ロゼワインを合わせるケースが多数あります。それというのも酸味とともにこってりとした料理が多い上に、品数も多いので、酸味と渋味を合わせ持つロゼワインは合わせやすいのです。例えば「エビチリ」とロゼワインとの相性は抜群で、中伊豆ワイナリーの「マスカット・ベリーA2019ロゼ」でもおすすめ。

「伊豆シャルドネ 2021」

 

「ギョーザ」やこってりとした「ラーメン」は、油が多く使われているので、キリッとした酸味のある白ワインやロゼワインなど。中伊豆ワイナリーでのおすすめは「伊豆シャルドネ 2021」「シャトーTSホワイト 辛口」です。

甘味の強い料理やデザートに合わせるなら、強い甘味のワインがおすすめです。ワインの甘味が弱いと、ワインの渋味や苦みが引き立ってしまうことがあります。「アイスクリーム」「チョコレート」などには甘味の強いワインを合わせてみてください。中伊豆ワイナリーのワインでは「シャトーTSホワイト 甘口」や「シャトーTSレッド甘口」、「巨峰ロゼ」とぜひお試しください。

 

人の味覚は千差万別 一般論にとらわれすぎないように探求を

一般的に相性が良いと言われるものは存在するものの、人の味覚は様々で「これが正しい」というものはありません。基本的なペアリングを試してピンと来ないときは、ぜひ自分がおいしいと思う組み合わせを探してみてくださいね。