猛烈な暑さと非常に長い残暑が続いた2024年。今年も中伊豆ワイナリーの自社農園で丹精込めて育てられたぶどうから、フレッシュでフルーティな「伊豆ヌーヴォー」が生まれました。ひとくち飲むと心がうきうきするような、果実の香りと味わいが魅力的なワインを是非ご賞味ください。


とれたてのみずみずしさをぎゅっと凝縮したような、はつらつとしたワイン

過酷ともいえる夏の暑さと、10月の終わりまで続くとても長い残暑が印象に残る2024年。

2024年の酷暑の中で成長したぶどうは、人間と同じように疲れが出た樹がありましたが、栽培家が丹精込めてぶどうの世話をしたことで、例年通り順調に育って豊かな実りを迎えることができました。

自社農園で大切に育まれた、そのぶどうの個性を醸造家が知恵を絞って引き出し、できあがったのはフレッシュでフルーティな、気さくな雰囲気のワインです。

使用されているぶどうは、白は信濃リースリング、赤はヤマ・ソービニオン。
白は甘い香りと爽やかですっきりとした味わい、赤はフルーティでほんのりと甘みの感じられるやわらかなワインに仕上がっています。

赤白ともに、フレッシュではつらつとした口当たりで、ひとくち飲むと心躍るような、家族や友人と一緒に味わいたくなる、わいわいとみんなで楽しむのにぴったりのワインです。

ピッツァやサラダ、唐揚げやポテトフライを用意して楽しむ、気軽なホームパーティーに用意すれば、きっと会話も弾むこと間違いなしです。

中伊豆の豊かな自然と、温暖でおおらかな気候を感じさせる、2024年のヌーヴォーをぜひお楽しみください。


2024年のぶどうの生育について

2024年は暖冬の影響で気温が高めだったため、萌芽や開花が例年より10日ほど早く始まり、順調にぶどう樹が成長しました。

5~6月は特に雨が多く、例年の2倍以上もの降水量がありました。
8月の成熟期はやや雨量が多く、気温はかなり高めで推移し、一部の樹には疲れが見られるほどでした。

信濃リースリングはやや糖度が低く、酸度が少し高めになり、例年通りの時期に収穫しました。
伊豆ヌーヴォー白には8月28日~29日に収穫したぶどうを使用しています。

ヤマ・ソービニオンは糖度・酸度ともに例年通りでしたが色が濃く、バランスのとれたぶどうが収穫できました。


2024年のワイン造りについて

<伊豆ヌーヴォー白 2024>

除梗と破砕は行わず、ホールバンチプレスをして翌日に果汁を澱引きしました。ぶどうに元々ついている天然酵母で、13~14度の低温下でゆっくりと発酵。

2023年と比べるとやや辛口の状態で冷却し、発酵を停止。濾過により清澄し、瓶詰めしました。


<伊豆ヌーヴォー赤 2024>

収穫後、除梗してステンレスタンクにてワイン用酵母を使用して発酵。2024年は発酵の終盤に搾汁(プレス)してそのまま発酵を継続しました。

補糖をし、ほどよい甘さになった段階で濾過して発酵を停止。仕上げの濾過を行って瓶詰めしました。


テイスティングノート

<伊豆ヌーヴォー白 2024>

明るく淡いレモンイエロー、柑橘類やハーブのアロマと、白桃や青リンゴの香り。
口に含むとかすかな炭酸ガスがはじけ、はちみつや洋梨、リンゴのコンポートの香りが感じられる。

ほどよい酸味とほんのりとした甘みのバランスが良く、フレッシュでフルーティな味わいが楽しめる。

魚介のマリネやフレッシュタイプのチーズ、クリスピーなピッツァ、ムニエルやグリルなどシンプルな魚料理、白身魚の干物などと合わせて楽しみたいワイン。


<伊豆ヌーヴォー赤 2024>

鮮やかなチェリーレッド、インクや土、スミレ、下草のようなアロマ、グラスを振るとチェリーやプラム、カシス、黒いベリーなどのブーケ。

やわらかな口当たりとほんのりとした甘み、ほどよい酸のバランスが良く、フルーティな味わい。

合わせるならウインナーシュニッツェルやささみカツ、チキン南蛮などの揚げ物や、ピッツァ、トマトソースのパスタなどと。


伊豆ヌーヴォー 2024概要

<伊豆ヌーヴォー白 2024>

製品名 伊豆ヌーヴォー白 2024
生産本数 800本
ぶどう品種 信濃リースリング100%
ぶどう産地 静岡県伊豆市 中伊豆志太農場産100%
アルコール分 10%


<伊豆ヌーヴォー赤 2024>

製品名 伊豆ヌーヴォー赤 2024
生産本数 700本
ぶどう品種 ヤマ・ソービニオン100%
ぶどう産地 静岡県伊豆市 中伊豆志太農場産100%
アルコール分 12%



伊豆ヌーヴォー2024は公式オンラインショップからお買い求めいただけます