スッキリと飲めるワインが恋しくて、赤ワインから遠ざかりがちな夏は、少しさわやかな香りのするものを選びたいもの。「伊豆シンフォニー・レッド2022」は、カベルネ・ソーヴィニヨンを主体としたブレンドで清涼感があります。夏のちょっとしたごちそうとともにいただくのにぴったりです。



友人や家族が集まる日に、清涼感のある赤ワインを

友人や親類と集まることの多い夏は、ちょっといいワインが登場する機会も多くなりますが、白ワインやスパークリングワインなど、スッキリとした味わいのワインが欲しくなる夏場は、室温で飲む赤ワインからなんとなく遠ざかりがちではないでしょうか。

さっぱりとした口当たりの、さらりと飲める白ワインが嬉しい時期ではありますが、大勢が集まった日は、手間のかからないバーベキューや焼肉などを楽しむ機会も多かったりもするので、やはり赤ワインが料理にぴったりきます。
そんなときに選びたいのが、伊豆シンフォニー・レッド2022です。


実は、2022年の伊豆シンフォニー・レッドは、2021年までのものとはちょっと違っています。
ヒントはその香りにあります。

実際にワインをグラスに注いで香りを確かめると、針葉樹やミントのような、穏やかで清涼感のある香りが立ちのぼり、口に含むと程よい渋みがあるのがわかります。

これはブレンドしている品種の割合を変更したり、品種を一部変更したことによるもので、カベルネ・ソーヴィニヨンが50%と、最も多くなっていることが大きな理由です。

赤ワイン用ぶどう品種の王様ともいわれるカベルネ・ソーヴィニヨンは、しっかりとした渋みのある、エレガントなワインが生まれることで知られる品種です。

フランスのボルドー地方や米国のカリフォルニア、チリやオーストラリアなど、世界各国で盛んに育てられ、その土地ごとに銘醸ワインを生み出しています。


しかし、ここ中伊豆では温暖で湿潤な気候から、果皮の色が付きにくく熟期も遅いため、しっかりと最後まで成熟させるのが難しいぶどう品種です。それでもカベルネ・ソーヴィニヨンを使用することでワインに骨格が生まれ、他の品種とのバランスが良くなります。

中伊豆の温暖な気候の中で育ったカベルネ・ソーヴィニヨンを主体とした、伊豆シンフォニー・レッド 2022は、針葉樹やミントに加え、森の下草や腐葉土、すみれの花や枯れた枝など、まるで中伊豆の森の木陰のような、穏やかでしっとりとした香りが感じられます。

程よい渋みとスムースな口当たりは、上品でエレガント。
焼肉やバーベキューと合わせると重すぎないボディがさらりと食事を楽しませてくれます。
夏に涼を求めて木陰で過ごすときのような、さわやかさを感じる香りをぜひ楽しんでみてください。
きっと気のおけない仲間や家族との距離が、さらに近くなるひとときを演出してくれますよ。



2022年のぶどうの生育について

2022年は春の気温が高かったため、ぶどうの樹が芽吹いて育つのが早く、比較的雨が多く、一部で黒痘病が発生しました。

雨がちだった春に比べ、梅雨の時期は雨の日が少なく、雨量も少ない状態で推移しました。

ぶどうが熟す時期である8~9月は、雨量がやや多めでしたが順調にぶどうは育ち、収穫量こそ減ったものの、色づきは良くなりました。

2022年は収穫するときに、果皮の色の濃さで選果を行い、より色の濃いぶどうのみを使用してワインを造りました。

主体となっているカベルネ・ソーヴィニヨンを収穫したのは10月で、色づきはやや良い状態で、果汁の分析値も平年並、プティ・ヴェルドも十分に熟してから収穫を行うことができました。



テイスティングノート

黒みがかったルビー色をしたワインは、針葉樹やハーブのような清涼感のある香りに加え、森の下草や土、すみれ、枯れ枝、かすかなインクの香りが感じられます。

口に含むと程よい渋みがあり、カシスなどの黒いベリーやリコリス、プラムに樽のバニラのニュアンス、凝縮感のある風味が感じられます。

滑らかな口当たりと上品でエレガントなスタイルのミディアムボディで、軽やかな余韻が心地よいワインです。

パテ・ド・カンパーニュや鴨肉のコンフィ、ごまだれのしゃぶしゃぶ、くるみだれでいただく田舎そば、牛肉のカルパッチョやタリアータ、スパゲティ・ボロネーゼなど、ちょっとしたごちそうとともにいただきたい赤ワインです。



伊豆シンフォニー・レッド2022 概要

製品名 伊豆シンフォニー・レッド2022
生産本数 2300本
ぶどう品種 カベルネ・ソーヴィニヨン50%、プティ・ヴェルド25%、メルロー13%、シラー12%
ぶどう産地 静岡県伊豆市 中伊豆志太農場産100%
アルコール分 12.5%


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