暦の上では秋というものの、まだまだ厳しい暑さが続く今年の夏。それでも農水産物はきちんと秋のものが出てきて、徐々に気持ちも夏から秋へと向かっていく時期ではないでしょうか。こんな時期に飲みたいのは、軽やかな飲み心地のライトな赤ワイン。「伊豆ヤマ・ソービニオン2022」は秋の味覚にも合わせやすい、さわやかな味わいの赤ワインです。


深みを増す秋の味覚に合わせるなら、日本の赤ワインを

秋の味覚というとどんなものを思い浮かべるでしょうか?
きのこや栗といった山の幸に加え、さんまや鯖、戻り鰹といった背の青い魚に脂がのり、味わいを増す時期でもある秋、季節のごちそうを家で食べる機会も増えるものです。

秋の訪れとともに出てくる新じゃがを肉じゃがにしたり、甘みが持ち味のさつまいもやかぼちゃをグラタンにしたりと、野菜料理も秋の装いになり、肉料理の付け合わせも秋らしい彩りにほっこりします。

また、同時に秋になると飲みたくなるのが赤ワインではないでしょうか。

よく冷えたスパークリングワインや白ワインが美味しく感じた夏とは違い、秋は少し腰を落ち着けてゆっくりと、料理と共に味わえるものに目が向きやすい時期でもあります。

秋の味覚に合わせやすく、気取らずにさらりと飲めるライトな赤ワインは、山海の幸が充実する秋の日本の食卓にとって、とても重宝するものでもあります。


伊豆ヤマ・ソービニオン2022は秋の味覚を使った和食にも合わせやすい、軽やかな飲み心地の赤ワインで、秋の味覚にもよく合う万能選手のようなワインに仕上がっています。

魚料理には白ワインと考えがちかも知れませんが、さんまや鯖、戻り鰹といった青魚は、実は赤ワインとの相性が良いのです。

特に、ヤマ・ソービニオンのようなほどよいタンニンのあるワインは、抜群の脂のりの青魚をお醬油でいただくときに、驚くようなマリアージュを見せてくれます。

うまみの強いきのこを使った料理や、ほっこりとやさしい甘さのある根菜の煮物などにも合わせやすく、日本の食事には日本のワインを、と感じていただけるのではないかと思います。

もちろん、洋風の軽めの肉料理などにも良く合い、シンプルにグリルした豚肉やジビエに加え、酢豚のような中国料理、ナンプラーを使ったタイなどのアジア料理との相性も抜群です。

ぜひこの秋、秋のごちそうとともに味わってみてください。


2022年のぶどうの生育について

2022年は春の気温が高く、比較的雨も多めでした。

そのため、ぶどうの樹が休眠から覚めて動き出すのが早く、雨が多かったことが影響して黒痘病が一部の樹に発生しました。

一方、梅雨の時季にあたる6~7月は、例年に比べると雨の日が少なく、雨量も少なかったです。ぶどうが熟す8月はやや雨が多かったのですが、順調にぶどうの生育は進みました。

10月中旬まで収穫を引っ張って待ち、熟度が上がったところでぶどうを収穫しました。


2022年のワイン造りについて

収穫してから除梗を行い、ぶどうの粒を破砕せずに粒のままでタンクに入れ、あらかじめ活性化させておいた天然酵母の酒母を添加して発酵を開始しました。

15日間のかもし発酵を行い、オーク樽で熟成を行いました。

樽熟成に使用したオーク樽は「パンチョン樽」と呼ばれる通常の樽の2倍の量(450リットル)が入る大きな樽を使用しています。

材質はアメリカンオークがメインで、一部は樽の鏡部分がフレンチオークのものです。アメリカンオークの樽は、バニラなどの樽由来の甘い香りがつきやすい特徴があります。

11カ月の樽熟成を終えて樽出しをし、軽めの濾過をかけてから瓶詰めしました。


伊豆ヤマ・ソービニオン 2022 テイスティングノート

紫が混ざる濃いピンク色の外観で、透明感のあるワインは、インクやなめし革、燻香などの樽由来の香りが感じられ、時間の経過とともに、カシスやダークチェリー、ベリーなどの赤い果実の香りの奥に、清涼感のあるハーブやユーカリなどの香りが潜んでいます。

口当たりは軽やかでほどよい酸味があり、やわらかで適度な渋みも感じられ、すっきりと飲みやすい味わいの赤ワインに仕上がっています。

ヤマ・ソービニオン特有のくせは抑えられ、飲みやすく食事にも合わせやすい1本です。

肉じゃがなどの肉を使った煮物や、サムギョプサルや角煮などの豚肉を使った料理、秋になると出回るさんまや鯖など、青魚の刺身や塩焼き、きのこをふんだんに使った炊き込みごはんなどに加え、酢豚などの中華料理や、ナンプラーやニョクマムを使ったアジア料理にもよく合います。


伊豆ヤマ・ソービニオン 2022 概要

製品名:伊豆ヤマ・ソービニオン 2022
発売日:2025年2月8日
ぶどう品種:ヤマ・ソービニオン100%
ぶどう産地:静岡県伊豆市 中伊豆志太農場産100%