中伊豆の温暖な気候で育まれたぶどう品種シャルドネは、ナッツやバターの香りとともにトロピカルフルーツの香りが鼻腔をくすぐります。青リンゴのようなさわやかな酸味があり、アルコール分も12%と穏やかで、さまざま料理との調和をもたらす万能なワインです。今回はシャルドネがペアリングされることも多いポテトサラダをご紹介します。「伊豆シャルドネ2022」に合わせて鮭フレークやマヨネーズも手作りにしました。ぜひご一緒にどうぞ。
「伊豆シャルドネ2022」とペアリング
ポテトサラダに使用したジャガイモのキタアカリはホクホクとして甘味があり、「伊豆シャルドネ2022」の樽由来のバターの香りやまろやかな口当たりとの相性がとても良いものです。
マヨネーズには穏やかな味わいのリンゴ酢を使うことで、ワインの青リンゴのような風味や酸味との良いバランスを保ちます。鮭フレークに軽く振る白胡椒は優しい刺激で、ワインの味わいを引き立てつつ料理全体を引き締めてくれます。
レシピ「手作り鮭フレークとアスパラガスのクリーミーポテトサラダ」
[鮭フレーク]
【材料】
生鮭切り身 2切れ
酒 大さじ1
塩 小さじ1/2
胡椒 少々(あれば白胡椒)
【作り方】
1.鮭に塩小さじ1(分量外)を全体に振って10分置きなじませます。
2.沸騰した湯に1の鮭を入れ、4~5分加熱し火を通します。
3.2の鮭の粗熱が取れたら皮と骨を取り粗くほぐします。
4.フライパンに3と酒と塩を入れて水気が無くなるまで炒め、最後に胡椒を振りざっと混ぜ合わせて完成です。
[ポテトサラダ]
【材料】
ジャガイモ 3個(キタアカリがおすすめです)
グリーンアスパラガス 3本
鮭フレーク 大さじ3
★マヨネーズ
卵黄 1個
リンゴ酢 小さじ1.5
米油 2/5カップ
塩 小さじ1/3
生クリーム 大さじ1
【作り方】
1.グリーンアスパラガスは固い部分を切り落とし、5センチ程ピーラーで皮をむいて沸騰した湯で1分〜2分ゆでます。ゆでたら2センチ幅で斜めにカットします。
2.マヨネーズを作ります。卵黄とリンゴ酢、塩をボウルに入れて攪拌し、油を少しずつ入れながらかき混ぜ、しっかりと乳化したら生クリームを加えてさらに攪拌します。
3.ジャガイモは皮をむいて芽を取り、キッチンペーパーで包んで水にくぐらせ、ラップに包んで9分加熱します。熱いうちに粗くカットして、ボウルに入れ、マッシャーやスプーンなどでつぶし、2のマヨネーズを加えてよく混ぜます。
4.3に鮭フレークとアスパラガスを混ぜ合わせて完成です。
ポイント
鮭フレークは多めに作っています。残ったものは冷蔵庫で保存し早めに召し上がってください。
ジャガイモを保存するときはリンゴのそばで
世界四大作物の一つであるジャガイモは、ビタミンCが豊富な上、でんぷんによって守られているため、加熱による損失も比較的少なく、効率よく摂取することができます。他にもビタミンB1やB6などのビタミン、カリウムやマグネシウム、鉄分といったミネラルを含みます。
炭水化物が多く体内でエネルギ―をしっかりと作り出してくれる食物ですが、芽や皮の色には注意が必要です。太陽の光にあたることで芽が出て皮全体が緑色になっていきます。これらには天然毒素であるソラニンやチャコニンがあるので、食べるときにはしっかりと取り除かなければなりません。
保存の際に、リンゴと一緒にしておくとリンゴから発生するエチレンガスによって発芽を抑制することができます。冷暗所で長期保存する場合は、リンゴ1個を一緒に入れてみてください