修善寺駅からシャトルバスに乗って20分。街の喧噪から離れ、山に入ってしばらく走った先に中伊豆ワイナリーヒルズはあります。敷地内のホテルからさらに山頂へ向かえば、突如視界は開かれ、眼前には10ヘクタールものブドウ畑が広がります。遠くにそびえる雄大な富士山を目にすれば、その美しさに息をのむことでしょう。
今回は初めて中伊豆ワイナリーを訪れる方のために、施設内の見どころをご紹介していきます。
ぜひ訪れる前にご一読いただくと、一層楽しんでいただけると思います!
エントランスでは、スタッフがあたたかな笑顔でお出迎えします
一面のぶどう畑を走り抜けるとたどり着く、中伊豆ワイナリーのエントランスは、見晴らしの良い丘の上にあります。中伊豆ワイナリーのエントランスにあるフロントでは、さまざまなご予約に関するご案内や、修善寺駅へのシャトルバス、館内の施設に関するご質問に対応しております。
開放感のある明るいエントランスは、すべての施設への玄関口
一面のぶどう畑を見下ろす、小高い丘の上にある中伊豆ワイナリーは、建物の2階が入口になっています。明るい自然光が差し込む開放感のあるエントランスへの扉を開けると、右手にフロントがあり、スタッフがさまざまなご質問に対応しております。ワイナリー見学の予約や、ワイナリーの各施設のご案内、シャトルバスの時刻に関するご質問など、中伊豆ワイナリーを楽しんでいただくための知識を持ったスタッフがあたたかな笑顔で対応しております。ご不明点があるときにはご遠慮なくお声がけください。
見渡す限りのぶどう畑と富士山を一緒に見られるのは中伊豆ワイナリーだけ!
修善寺駅からくねくねと山道を登ると、突然開ける一面のぶどう畑。関東近県でもここまでの広さを持つ自社畑が見られるのは中伊豆ワイナリーだけです。さらにぶどう畑の向こうには富士山の雄大な姿も。中伊豆ワイナリーでしか見ることのできない贅沢な景観をぜひ楽しみにいらしてください。
修善寺駅から車で15分、くねくねと曲がる山道を抜けると、視界がぱあっと開け、目の前に一面のぶどう畑が現れます。まるで海外のワイン産地のような景色に、誰もが心奪われる瞬間です。ワイナリーにたどり着き、ぶどう畑を見下ろすときには、ぶどう畑の向こうに富士山が一望できるのにも気がつくことでしょう。これほどの景観を持つワイナリーは、日本広しといえども中伊豆ワイナリーだけだと言えるでしょう。
中伊豆はかつて養蚕の地として知られた場所で、ワイナリーのある場所も、もとは桑畑でした。一面に広がる桑畑を開墾し、醸造用のぶどうを植えたのは1993年、今からちょうど30年前のことでした。山梨県のような古くからのワイン産地では、ぶどう畑が個人のものであるケースが多く、小さな単位でしか取得できないことが多いため、広い自社畑を持つのは至難の業。そんな中、中伊豆ワイナリーでは忘れられた桑畑をまとめて買い取り、そこを自社畑としてぶどうを植えたのです。
ぶどう畑を見下ろすと、真ん中に建物があることにも気づくでしょう。これは養蚕をしていた頃の名残の建物で、現在は栽培スタッフ達が作業をするための場所として使用しています。
エントランスからだけでなく、2階のテラスに用意されたテーブルで、景色を楽しみながら買ったばかりのワインを楽しむのもおすすめです。ワイナリーの屋上には展望スペースもあり、富士山がきれいに見えるフォトスポットもあります。ぜひ大切な方と訪れて、素敵な思い出のしるしをカメラに残してください。
ワイナリーの心臓部、ワイン醸造場を見学しよう
ワイナリーといえばもちろん、ワインを造る場所でもあります。私達が普段飲んでいるワインは、さまざまな工程を経てワインになります。とれたてのぶどうがどんなふうにしてワインになっていくのか、ガラス張りの設備を見ながらわかるようにご紹介しています。ワイナリーに来たからにはぜひ見学して欲しい場所です。
2階にある入口を入って、すぐ右手にあるエレベーターで1階に降りると、そこにはワイン醸造所があります。
ワイナリーの目の前に広がる広大なぶどう畑や、契約しているぶどう畑でとれた良質のぶどうを、醸してワインにしている場所です。
ワインができるまでにはさまざまな作業があり、ひとつひとつをていねいに行うことで、収穫したぶどうの特徴が現れ、質の高いワインが出来上がります。
ワインを発酵させるときに使う大きなステンレスタンクや、発酵や熟成が終わって瓶詰めするのに使用する、瓶詰めライン、ゆっくりと時間をかけてワインを熟成させる樽貯蔵庫などを見学することができます。
そこには中伊豆ワイナリーならではの「ワイン造りへのこだわり」が詰まっています。醸造工程などもご紹介していますので、ゆっくりと見学してワインができるまでを想像し、そのこだわりを感じてください。
コレクションセラーで貴重なワインの数々と出会う
コレクションセラーの中では数々の世界の銘醸ワインと出会うことができます。中でも創業者が憧れたオーパス・ワンの膨大なコレクションや、プレ・フィロキセラのワインの数々は日本ではなかなかお目にかかることのできないものです。そこには創業者の固い決意と強い想いが込められています。
仄暗い照明の中に浮かび上がる、ワインが並ぶラックには、ワイン好きであれば誰もが憧れるワインばかりがずらりと並んでいます。
なかでも壁一面に収められた、カリフォルニアの銘醸ワイン「オーパス・ワン」の膨大なコレクションには、創業者である志太勤氏の、カリフォルニアの風土が生むワインへの憧れや、自身のふるさとである中伊豆の韮山とカリフォルニアを重ね、いつかこの地をそんなワインを生み出す場所にしたいという強い想いが詰まっています。
オーパス・ワン以外にも、有名なフランスワインがずらりと並んだセラーの奥には、世界中のぶどうに壊滅的な被害を与えた害虫、フィロキセラの被害が出る前に造られた、1863年以前のワインコレクションを見ることができます。
コレクションセラーの膨大な銘醸ワインを見ながら、創業者の熱い想いやワインの奥深さを感じてください。
テイスティングカウンターでお気に入りを見つけよう
ワイナリーを訪れる多くの人のお目当てでもあるのが、ワインのテイスティングではないでしょうか。中伊豆ワイナリーでは、落ち着いた雰囲気のテイスティングカウンターで、すべてのワインを有料試飲することができます。たくさんの銘柄の中からお気に入りの1本を見つけてくださいね!
ワイナリーのエントランスのドアを開け、まっすぐ歩いて左手にあるのがテイスティングカウンター。
重厚感のある木製のカウンターと、ずらりと並んだワインのストックが、訪れた人を迎えてくれます。
ワイナリーでリリースしているワインがすべて有料試飲で楽しめるので、気軽にいろいろなワインを楽しむことができます。
1杯数百円で楽しめるワインの中から、スタッフの解説を聞きながら、お気に入りを見つけるのもワイナリーならではの楽しみです。
お気に入りが見つかったら、もちろんすぐそばの売店で購入することもできるので、暖かい季節なら、テラスなどでおつまみとともにゆっくり楽しむのもおすすめです。中伊豆ワイナリーの「いま」の味にぜひ触れてみてください。
中伊豆の味をあの人にも。ワインやおつまみがずらりと揃う売店
フロントの奥、右手にあるのが、リリースされているワインやお土産を購入できる売店です。中伊豆ワイナリーで造っているワインはもちろん、地元で作られているお土産菓子や、ワイナリーならではのオリジナル商品も揃います。旅の思い出にぜひお立ち寄りください。
フロントの奥すぐ右手にあるのがワイナリーの売店コーナーです。中伊豆ワイナリーの各種ワインはもちろん、ワイナリーならではのオリジナルの食料品やお菓子、地元中伊豆で評判のお土産菓子やお漬物など、バラエティ豊かな品揃えでお客様をお迎えしています。お世話になっているあの方への、旅のお土産選びにぜひお立ち寄りください。
また、ちょっとした別の使い方も。レーズンや生ハム、チーズなどのおつまみが豊富に揃うようになっているので、ワインとおつまみを購入して、ワイナリー内のテラスなどでゆっくりワインを楽しむのもおすすめです。ぶどう畑を見下ろし、富士山を一望できるワイナリーでの、贅沢な時間の過ごし方です。