長く暑い夏を乗り越え、中伊豆ワイナリーの新酒「伊豆ヌーヴォー 2024」がついに登場しました。自社農園で丁寧に育てられたブドウを用いて醸造されたこのワインは、気心知れた友人と気軽に楽しむのに最適の一品です。「伊豆ヌーヴォー赤 2024」は、スミレの華やかさにチェリーやベリー類の甘い果実香が重なる魅惑的なアロマが特徴。渋味は控えめで優しい甘味と爽やかな酸味が融合したみずみずしい味わいです。使用ブドウ品種の「ヤマ・ソービニオン」にある野性味を抑えてフルーティーさを際立たせています。
このワインに提案する今回のレシピは季節感あふれるキノコを使ったホイル焼き。ぜひペアリングをお試しください。
「伊豆ヌーヴォー赤 2024」とのペアリング
「伊豆ヌーヴォー赤 2024」に宿る優しい甘味が春菊特有の苦味を絶妙に中和し、双方がより洗練された味わいに昇華します。また、「ヤマ・ソービニオン」にかすかに残る野趣豊かな印象が、ホイル焼きによって引き出されたキノコの森の香りと響き合い、深みのある味わいに。さらに、バターのコクと厚揚げの重厚な味わいに対して、このワインのクリアな酸味が心地よいアクセントとなり、全体をすっきりとした後味に導きます。
レシピ「キノコと厚揚げと春菊のバターしょうゆホイル焼き」
【材料】
まいたけ 30g程度
しめじ 1/2株
えのき 1/2株
えりんぎ 1本
春菊 1束
厚揚げ 100g
しょうゆ 小さじ2(1人小さじ1)
酒 小さじ2(1人小さじ1)
バター 20g(10g+10g)
オリーブオイル 適量
【作り方】
1.まいたけ、しめじ、えのきは石突を取り手で裂きます。厚揚げは食べやすい大きさに切ります。
2.春菊は茎の端をカットして洗ってから1/3ずつカットします。
3.ホイルに薄くオリーブオイルを塗って1と2を入れ、しょうゆと酒を振りかけて閉じます。
4.フライパンにホイルを並べ、フタをして弱火で5分加熱し、中火にしてさらに5
分加熱します。
5.器に盛って開き、バターを載せて完成です。
春に黄色い花を咲かせる「春菊」
名前に「春」を冠する春菊ですが、実は秋冬が旬の野菜です。これは春に黄色い花を咲かせることに由来する名付けで、食用として利用するのは葉の部分。関西では「菊菜」の呼び名でも親しまれています。
海外では食用というよりは観賞用として栽培されることも多く、また、中国では古くから薬用植物としても重宝されてきました。
栄養価も高く、ビタミンAやビタミンC、鉄分、カルシウムなどが豊富に含まれています。特徴的な香りの正体は、α-ビネンやベンツアルデヒドといった成分で、これらには食欲増進効果があるとされています。
最近では、春菊はほぼ通年市場で見かけることができるため、疲れたときや風味を加えたい料理に手軽にプラスすることができます。その栄養価と風味を活かして、ぜひ日々の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。
伊豆ヌーヴォー2024は公式オンラインショップからお買い求めいただけます