「伊豆マルスラン 2022」は自社農場で収穫したブドウ品種「マルスラン」のみで醸造したワインです。グルナッシュとカベルネ・ソーヴィニヨンとの交配品種で、やわらかなタンニンと引き締まった酸味が特徴。ラズベリーやカシスを思わせるアロマに、樽熟成由来のチョコレートの香りが絶妙なアクセントとなって鼻腔をくすぐります。そんなワインに今回ご提案するペアリング料理は、「牛肉とナスの西京みそパルミジャーノパスタ」です。ぜひ一緒にお楽しみください。
「伊豆マルスラン 2022」とのペアリング
料理には牛肉やチーズといったコクのある食材を使っていますが、「伊豆マルスラン 2022」の酸味は油分を絶妙にカットし爽やかな余韻をもたらします。同時にワインのやわらかな渋味はボリューミーな味わいを程よく中和し飽きずに食を進ませる効果も。
西京みそとパルミジャーノ・レッジャーノがもたらす深い旨味は、ワインの複雑な風味と共鳴し互いの魅力を一層引き立てます。また、ジューシーなナスの風味はフルーティなアロマと相性が良く、口の中で絶妙なハーモニーを奏でてくれるでしょう。
レシピ「牛肉のナスの西京みそパルミジャーノパスタ」
【材料】（2人分）
牛ひき肉 150g
ナス（大） 1本
西京みそ 大さじ2
パルミジャーノ・レッジャーノ 20g
塩 適量
食用油 大さじ1
スパゲティ 2人分 （160～200g）
ゆで汁 1カップ
【作り方】
1．スパゲティは包装の記載より1分引いた分数で茹でます。ゆで汁は1カップくらい残します。パルミジャーノ・レッジャーノはすりおろします。
2．ナスは縦半分にカットして塩をまぶして10分置きます。出てきた水分をキッチンペーパーで拭き取り、2センチ角でカットします。
3．食用油を引いたフライパンに牛ひき肉とナスを入れて、中火で炒めます。
4．牛ひき肉の色が変わったら、西京みそとゆで汁を入れて絡めます。ゆで汁と塩で味を調整します。
5．ゆでスパゲティを入れて、おろしたパルミジャーノ・レッジャーノを大さじ1程度混ぜ絡めたら火を止めて器に盛ります。
6．パルミジャーノ・レッジャーノを上に乗せて完成です。
「パルミジャーノ・レッジャーノ」とは？
イタリアの北部、エミリア・ロマーニャ州と一部ロンバルディア州などで作られている、原産地呼称制度D.O.Pで保護されている牛乳製のチーズで、ジャリジャリとした結晶の食感や旨味が楽しめます。ハイグレードのものには3年という長い年月をかけて熟成したものもあります。しっかりと熟成したものの削り立ての風味は格別です。
パルミジャーノ・レッジャーノと間違えられることもあるパルメザンチーズは、似ている部分もありますが、P.O.Dなどの厳格な規定はなく別物です。そのため、メーカーによって原材料や製法に違いがあり味わいも異なります。もし代用する場合はその点を留意し、好みのパルメザンチーズを覚えておくと便利です。
