「伊豆シンフォニー・レッド2021」は、重くない赤ワインが飲みたくなる、秋から冬にかけて最適なワインの一つ。4種のぶどうがブレンドされて奥深い味わいが広がり、軽やかな口当たりでどんなシチュエーションでもうってつけです。

 

「銀杏とタコとポテトのアヒージョ」

 

今回の料理は秋の味覚である銀杏を使いました。特有の風味で存在感がある食材ですが、ワインの味わいと打ち消し合うことなく共存します。肌寒くなってきたこの時期に、ぜひワインとのペアリングをお試しください。

 

「伊豆シンフォニー・レッド2021」とペアリング

オイルをたっぷり使用するアヒージョは、酸味や渋味のあるワインと相性が良いもの。「伊豆シンフォニー・レッド2021」の適度な酸味やきめ細やかなタンニンによる渋味が油っぽさを軽減してくれます。

「伊豆シンフォニー・レッド2021」

 

また、今回使ったハーブは、爽やかな香りとともにほんのり苦味を残すディルで、さっぱりとした余韻に導いてくれるもの。そして銀杏特有の味わいはワインの風味を消すことなくお互いを邪魔せず混じり合います。食べ応えのあるタコの塩味も程よく調和し、ピリっとした鷹の爪の辛みが良いアクセントとなっています。

 

レシピ「銀杏とタコとポテトのアヒージョ」

【材料】(2~3人分)銀杏 18個
ディル 3g
タコ 80~100g
ジャガイモ 1個
オリーブオイル 1/2カップ

ニンニク 1かけ
鷹の爪 1本
塩 小さじ1/2

 

1.銀杏は殻を金槌で割り、乾煎りして薄皮をむきます(※)。ジャガイモは洗って芽を取り、皮をむいて、キッチンペーパーで包んだ状態で水にさっとくぐらせ、ラップで包んでレンジで3分加熱します。加熱したあと、食べやすい大きさに乱切りにします。タコは食べやすいサイズにカット、ニンニクはみじん切り、鷹の爪は輪切りにします。ディルは水気を取ってちぎります。

2.スキレットかフライパンに銀杏、タコ、ジャガイモを並べ、その上にニンニクと鷹の爪、ディルを乗せて、オリーブオイルを流し、塩を入れます。

3.中火にかけてふつふつとしてきたら弱火にし、火が通るまで約7分間煮て完成です。

 

※銀杏のむき方

タオルを敷いて、金槌でたたいて割り中身を取り出します。薄皮が付いた状態の銀杏をフライパンで乾煎りし、パチパチという音がして少しめくれてきたらキッチンペーパーなどで薄皮をむきます。多少焦げ目が付いていても問題ありません。

「伊豆シンフォニー・レッド2021」と一緒に

 

生きた化石と呼ばれるイチョウの木の実・銀杏

秋の風景を美しく彩るイチョウは、恐竜が生きていた時代に出現し生きた化石とも呼ばれています。銀杏はそんな古い樹木の木の実です。

 

炭水化物を多く含み、たんぱく質や脂質の他、ビタミンやミネラルをバランス良く含み、古くは民間療法の薬として利用されていました。

しかしビタミンB6の作用を阻害するメチルピリドキシンという中毒物質が含まれているので、適切な調理とともに食べる量に注意が必要です。小さな子どもは特に食べ過ぎないよう気を付けてくださいね。